2008年4月23日水曜日

It Could Happen To You (Jazz)

こんにちは、canwooです。

今日もギターについて書いて行こうと思います。

今日はジャズのスタンダード曲についての質問があったので、
記したいと思います。

「ジャズギターに関する質問です。
[it could happen to you]という曲の最初の部分
E♭-C7-Fm-D7はどのように解釈して弾けばいいのでしょうか?
7thの部分で迷ってしまいます。 」

この曲、個人的に大好きな曲です。
(セッションでも良くやります。)

私が思うにC7はただ単にFm7に向かうドミナントなので
特に問題なく弾けると思います。
(Cハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウスケール
=Fハーモニックマイナースケール)
なので、ここは多分困っていないと想像します。
問題はその次でしょうか?
D7出来ればその次のコードも書いてほしかったのですが・・・
(ジャズの世界では各人でコード進行の認識がだいぶ違うので)
おそらく【Ebに戻る】ではないかと想定してお答えします。

キーEbではEbは当然トニックです。
トニックということはⅢm7とⅥm7のコードトーンが弾けますよね?
分からないのであれば、その理由は下記のとおりです

●Ⅲm7:これはEbに9thを加えただけのコード
●Ⅵm7:これはEbに13thを加えただけのコードで、
ここでのⅢm7とⅥm7はそれぞれGm7とCm7です。

ここではⅢm7であるGm7を利用します。
Gm7に向かうドミナントはなんでしょうか?
D7です!ということで、EbではGm7が弾けるので、
EbをGm7と仮定してみます。
すると、E♭-C7-Fm-D7⇒Ebは、
アドリブ上ではE♭-C7-Fm-D7⇒Gm7と置き換えることが出来ます。
これならD7はただのマイナーに向かうⅤ7(ドミナント)と解釈でき、
ここで弾けるスケールは
Dハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウスケールつまり、
Gハーモニックマイナースケールということになります。

私は初心者の頃はⅢm7に向かうドミナントとしてこのⅦ7を認識するようにしていました。

参考になったでしょうか?

では、今日はこの編で!

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