2008年4月24日木曜日

アコースティックとフォークの違い

こんにちは、canwooです。

では、今日もギターの事について書いて行こうと思います。

またまた質問を受けたのですが・・

「ギターについての質問です。よくギターの雑誌で
「アコースティックギター」と「フォークギター」という名前を見かけるのですが、
違いは何なのでしょうか?
音とかボディの大きさとかが違うのでしょうか?
教えて下さい。宜しくお願いします。 」

なるほど、これは自分もわからなかったので知り合いに聞きました(笑)
それをまとめると・・・

「アコースティックギターという名称は基本的に、
電気的に音を増幅する機構を使用しないで音を出すギターの総称になります。
この中には、フォークギターも含まれますし、
フォークギター以外にはクラシックギターやフラメンコギターなどの
ガットギターなども含んでしまいます。ですので、
アコースティックギターとフォークギターの間に違いがあるかどうかは、
ちょっと比較する次元が違ってしまいます。

フォークギターと呼ばれるギターは、
金属の弦を張っているアコースティックギターです。
基本的に、金属質の固めの音になることが多いと思います。
取り回しについては、スケール長も長めで、
その分音域が広いものが多いでしょう。
ネックの幅もガットギターと比べると少し狭いと思います。

ガットギターは、ナイロンの弦を張ってあるアコースティックギターです。
音はフォークギターと比べるとマイルドな音になることが多いと思います。
取り回しについてですが、スケール長はフォークギターよりも短いことが多いので、
その分音域は狭いものが多いでしょう。 ネックはフラットで、
弦間隔もネック幅も広めのものが主だと思います。

仮にこの両者を比較しているとしたら、
どちらが目的にかなうものなのかを見極めるのが良いでしょう。
音的な特徴や、演奏性、音量などを試奏などで体験してみて、
自分のやってみたい音楽で使っているものに近いものを選ぶのが良いと思います。

蛇足ですが、エレキギターの一種で、
構造的にアコースティックギターと同じようなボディが中空のものに、
コイルのピックアップを載せたものを、
フルアコースティック(もしくはフルホロウ)などということもあります。
こちらもアコースティックという言葉がつきますが、
もしこちらのものとフォークギターとを比べているとしたら、
音的にも取り回し的にも、まったく性格の異なるものになるでしょう。

また、アコースティックギターとして使えるギターの中には、
アンプに対して出力できるような電気的機構を付け加えた
エレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)というものもあります。

先の説明を覆してしまうようなものになりますが、
このエレアコについてはアコースティックギターの音を
アンプで大きくするものと捉えるのが良いと思います。
こちらは、基本的にエレキギターとは異質の音になるでしょう。」

私も今回の件は大変参考になりました!
結構知っているつもりでもわからない事って多いですよね!

では、今日はこのへんで。

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