2008年11月19日水曜日

Guitar Jazzguitar Jazz Adlib

こんにちは、canwooです。

最近、仕事で怒られ過ぎて、
体調が悪いです。

ストレスを感じ過ぎると
人間、おかしくなるみたいです。

それでは今日もギターの事について
書いて行こうと思います。

今日は師の恩恵についてです。

始めに、今回はとってもハイレベルです。
無理はしないように!(^ー^;)
私は師匠鈴木康允さんから本当に沢山の事を学びました。
師は自分の演奏の全てを事細かく私に教えてくれました。
全てを口にしているわけではありませんが
演奏で補う形のレッスンで私の音の可能性は格段に広がったと思います。

私は師を見て、そして今私が講師としてレッスンを行っていると、
自分のアイデアを後進に伝授することは
講師にとっても良いことなのだと実感します。
また私は師の演奏を徹底的に分析しました。
一時、師と共演しているとドラムの方が
「目を閉じてると、どっちが先生か分からない」
とまで言わせるほどソックリでした。
師匠または好きなギタリストに似てしまう・・・
それを私は多いに歓迎しています。
しかし重要なのは
常に先を見ているという事です。
似た演奏は研究しなければ出来ない事。
しかし、同じスタイルでは師以上のモノは
演奏出来ないという事を知っていてほしいのです。
その後、自分のスタイルを確立するんだ!
という気持ちがあれば自分の中で更に発展させることは可能です。

さて、前置きが長くなりました。師の恩恵(音型)に授かりましょう。
師のアルバムLove&Respectをお持ちの方は
最後の曲It's so good to see you!を聴いてみて下さい。
4度&2度の音程で作られた3音のユニットを
師は発展させ続け見事に歌わせています。
まず最初に話して置きたいのは
インサイドの音でもアウト感を出せるということです。
4度&2度の音程とは・・・
例えばC+D+F、C+F+G、B♭+E♭+C
また逆にG+C+A、G+C+Dといった形。
1、2弦で作られる音型では
90度の角度を持つ三角形が指板上に見えます。
2、3弦上では・・・
言葉での説明は難しい三角形ですね。(笑)
また、ある種の規則性を持った音列は例え外れていても、
外れたグループとしてまとまっていれば
OUT感に耳が耐えられるという
人体の不思議さをも考慮されています。

それでは実際に弾いてみましょう。
コードはCです。
CからFへ上がりDに降りてみましょう。
この3音はCのトーナリティーに居ながらも
Dマイナーを表現しています。
さて、DからまたFへ上がりB♭へ、
そしてGに下がって見ましょう。
この時、Cのトーナリティーから少しOUTしましたが
違和感がありますか?
同一モチーフにより違和感を和らげています。
次にGからE→Bと下がり、Aに下がりきります
この時やっとCのコードへと繋がりました。
正確には代理であるAマイナーに。
3音+3音+3音と音符を切って
演奏していくとそこにケーデンスが生まれます。
師はこの無限の可能性を秘めた音型を使用して
非常に美しいメロディを奏でます。
またOUTもOUTに感じさせない、
またインサイドでも単調になっていない
素晴らしいソロへと仕上げています。
興味のある人は師の演奏を聴いてみるか、
私のレッスンにでもどうぞ(営業は控えます<汗>)


それでは今日はこの編で!

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