2008年10月22日水曜日

Guitar Jazzguitar Jazz Adlib

こんにちは、canwooです。

昨日も今日も残業でした!

それでは今日もギターの事について
書いて行こうと思います。

今日はアナライズについてです。

アナライズ、クラシック風に言ったらアナリーゼ、
これは分析をすること!です。

ジャズでは、多くの知識が必要となるのですが、
最も重要なことはそれを自分で分析することです。
レッスンでも最初の1年間は
私の分析例を徹底的に学んで頂いてます。
その後、1人で分析できるようにしていきます。
レッスンでも、教材でも、この講座でも
分析をとても大切にしています。

分析をすれば、アイデアの歴史を知ることが出来ます。
無から生まれる一瞬の閃きばかり待っていては即興は出来ません。

分析をするに順序は下記の通りです。
1)どの音が面白いのか?
2)その音を使用したらどうなるのか?
3)その音を使用するためにはどう考えればいいのか?
4)それを日本語で覚えましょう。

下記、170以上のコンテンツのほとんどは、
自分で色々なソロを勉強し、分析した結果です。
勿論、人から聞いたもの、本で読んだものなどもあります。
しかし、他から得た情報も自分自身で試行錯誤して、
自分の中に取り込んでいます。
と言うのも、本を読んだり、人から聞いたりと、
楽に手に入れてしまったものは、
えてして簡単に忘れるものなのです。

そのことに私が気付いたのは、指導を始めて数年経った頃です。
こんなに重要なアイデアなのに、何故もっと練習しないの?
そう思うことが多々ありました。
何故生徒が練習しないか分かりますか?

私自身は、自分で苦労してソロを分析して、
必死で考えて1つのアイデアに行き着きました。
だから、その重要性も知っていますし、
ジャズの歴史上、このフレーズがどう発展してきて
このアイデアに行き着くのかを知っています。

でも、口頭で聞いただけでは、その重要性に気付かないのです。
だから、忘れてしまう。

時代もあるでしょう。
生徒の中にも、コンテンポラリーが好きで、
昔の演奏はあまり聴いたことがない方が増えてきています。
もう1歩上に行こうと思ったときは、
必ず音の歴史を分析しましょう。

先日、聞いた将棋の世界の話ですが。
「当時としては、物凄いことをやっていたけれど、
今、勝負をしたら、相手にならないでしょう。」
細かい言葉は違うと思いますが、
現在の名人が、昔の名人について語った言葉だそうです。
将棋の技術が日々進歩していることが分かります。
そして音楽もまた、例外ではありません。
学ぶことが膨大な量になっています。

だからと言って、
目先のやりたいことばかりをやっていては、
今後の発展へと結びつくことはありません。
そんな時こそ、このワンポイントレッスンで、
分析の重要性に気付いて頂きたいと思いますね。

それでは今日はこの編で!

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